筆者も今年で40歳。毎年配布される社内報(社員がほぼ全員顔写真・コメント付きで一覧される)を見ても、同期のほか周辺の先輩・後輩たちも年々太ったり、皺が増えたり、剥げてきたりと、人によってそれぞれ老け込んでいくのが、明らかに目に見えるので恐ろしい。
そのような中、人生の折り返し地点に差し掛かってくるにあたり、自身の健康寿命をなるべく延ばすだけでなく、健康で若々しくありたいという気持ちが改めて強まってきたので、一念発起、食生活の改善と体系改善に向けたトレーニングを、この単身生活で徹底してやってやろうじゃないかと思い立ったので紹介したい。
前任地での生活
その前に、去年の3月まで2年間過ごした前任地(四国)での生活を簡単にご紹介したい。
その頃は、単身赴任ということで土日が暇になるので、体型・健康維持を目的にスポーツジムとテニスに通っていた。毎週土日にジムに通って、クラス形式(この方が周りの目もあってサボれない)の筋トレプログラムや有酸素プログラムに参加し、整理体操がてら30分弱のマシントレーニング、水泳をするなど、ガッツリ動いていた。
おまけに土曜日の夕方からは、片道40分自転車を走らせて2時間テニスをガチでやっていた(ガチめの社会人サークルに飛び込んだので、かなりハード)ので、特に土曜日は文字通り「スポーツデー」だった。
一方、食生活に至っては単身赴任前の東京では、3食食べるのが不健康という記事から感化され、昼食を食べない「1日2食」をして、一気に体重減、痩身なスリムな体形を手に入れていた。しかし、四国では「週2でガッツリ運動しているし…」という理由をつけては、まさに「食べたいものを食べたいだけ食べる」ような生活を送っていた。そんな感じだったから、運動で筋肉質にはなったものの、体重は赴任直前から10㎏程度も上昇し東京時のスーツが軒並み入らなくなってしまった(主に肩とお腹・太腿)。
おまけに、自身、お酒が好きなせいもあって、一時期5リットルの巨大ペットボトルの焼酎やウィスキーを買って、ハイボールやレモン酎ハイを自作(濃いめ)。日によっては、翌日朝にほんのり残るくらい飲んでいた(さすがに身の危険を感じてやめたけど)。
↓は当時の実際の写真。さすがにヤバいでしょ。
当時は、営業職だったこと、コロナ禍前ということもあって、取引先との接待・宴席や支店の連中との飲み会も時々あって、今から考えれば結構不健康な食生活を送っていたように思う。でも、大半の単身赴任男性の食生活ってこんな感じじゃないだろうか?
子供の言葉、そして決意へ
四国での2年間の単身赴任を勤め上げ、やっと東京に戻って家族と生活できると思いきや、2020年4月に今度は新潟に異動し、また単身赴任…。まあ、今度は新幹線で片道2時間だけなので、飛行機でしか行き来できない四国からは大きく改善。しかも、単身赴任生活のリズムもわかってきた。ただ、当時から既にコロナ禍の真っただ中。至近に大手スポーツジムがあるのに、コロナ感染が怖くて通えないし、テニスもメンツが皆無だし、コロナ感染も気になってわざわざ社会人サークルに飛び込む気力もない。
ということで、不定期ながら筋トレを断続的にやっていたが、明らかに四国の頃より運動量は落ちていたが、同時に食事には四国以上に気を付けてカロリーオーバーにはならないように注意はしていた(といっても、週数回はラーメンや牛丼系は食べていたし、晩酌も毎日続けていた)。
そんな生活も半年余り続いた中、とある東京帰宅時に、小5の長男と話している中で「父親の体はタルんでいるんだな」という認識があるようなニュアンスを感じ取り、人知れず驚愕と衝撃を受けた。自分ではカロリーを気にしつつ、筋トレも定期的に実施していたので、同年代よりは少しは若く見えるだろうと高を括っていたが、長男から第三者的に見たままの自分自身の現状を突きつけられた瞬間だった。子供の言葉は重い。
これはマズい。冒頭の社内報で同期や先輩・後輩が老けていくのを笑っていられるような身分じゃないし、自分もその一員じゃないか。何とかそこから脱却して、子供にとって「若々しいお父さん」と自慢できるくらいになりたい。そのような想いから、以前にも増して「徹底的な生活改造」に乗り出す決意が固まった。
1日3食は欠陥だらけ
まずは食事の抜本的な改善を図ろうと思う。
そこで、色々と調べた結果、ほかのブログや某有名YouTuberも口を揃えて言っているのは、一般的な日本人が行っている1日3食の食事自体、実は欠陥だらけ、ということなんだ。
そもそも、江戸時代中期までは貧富の差なく午前・夕方の1日2食だったのが、照明用の油が普及したこと、江戸の大火事の復旧で大工や左官などの肉体労働の多い町人たちがスタミナをしっかりとる為にがっつり3食とるようになった、江戸で流行した当時「粋な」ライフスタイルが広まったとされる。しかも、大多数の農民は白米でなく、今となっては栄養ミネラル豊富なそばやあわ・ひえなどの雑穀だったことから、結果的にミネラルや食物繊維はしっかりとられていた。だが、江戸中期からコメの収穫量が増大したほか、中国から精米機が伝わったことで、江戸後期から明治にかけて一般庶民にも白米が広く普及したものの、今でいう「ミネラル不足」の脚気が流行った。
つまり、今となっては、中世から明治にかけての地方の農民の食事が健康的で栄養価も高いということになる。これまで文明が発達してきて食生活も豊かになったと思われているのに、まさかの原点回帰、なんという皮肉…。
昔の食文化の話をしているうちに話題が色々と散ってしまったが、食事を1日に3食とるデメリットは以下のとおり。
1日に3食とるとよくない理由
消化器官が休む暇がないため、体に大きな負担がかかって老化が進むため
消化不良の老廃物が体に滞留することで、炎症の原因となるほか細胞を傷つけて癌の原因になる
若返りと健康寿命延長に向けて
ということで、食生活はかなりの変化をしなければならない。
それにコロナ禍でジムに通えない中、筋トレは今までと同じかそれ以上に取り組まなければならない。
食生活と筋トレ生活の両立、これによって「若々しくカッコイイ体を手に入れ、寿命も伸ばしちゃおう。」
かなり贅沢である意味不純な動機かもしれないけど、単身赴任で邪魔する家族もいないし、時間も十二分に余っているので、せっかくだからガッツリ取り組んでみることにした。
実際のところ、記事作成時は始めてから半年くらい経っているので結果は出ているのですが、後日の記事で詳しくご報告します。