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楽天Handを契約してみた

最近、菅首相の携帯料金引き下げ等で、何かと話題の楽天モバイルが出しているスマホ「楽天Hand」が人気で品切れになっているらしい。たまたま、筆者は年末に魔が差して2代目契約に踏み出してしまったこともあり、当該機種を持っている。結構迷っている人もいるようなので、ここでレビューしたいと思う…!結論から言うと『意外と良い。』

楽天モバイルの詳細はコチラ

発端はJR利用の増加

前任地では東京の自宅に戻るのに飛行機を利用していたため、新幹線は殆ど利用していなかった。しかし、現在は新幹線で片道2時間と、かなり便利になったことで、帰宅頻度が月1回から2週間に1回と頻度が高まっていた中、JR東日本の新幹線は「タッチでGo!新幹線」というサービスで、Suicaとりわけスマホでタッチする形態のモバイルSuicaでの利便性を急速に高めている。

おまけにポイント優遇という経済的インセンティブまで用意して、今まで主流だったカード形式からスマホ形式への誘導を強烈に進めている。こうなってくると、Felicaつきスマホでスマートに「ピッ」とSuiSui進みたい...!という欲求が日増しに増えていた。

初のスマホ複数台持ち

上記のようにモバイルSuicaでスイスイ進みたい…!でも、現行メインで使用しているXiaomiの「Redmi Note9s」にはFelica(おサイフケータイ)がついていない。それに、もう1台分の通信料を余計に払って新たにスマホを持つのも馬鹿らしい…。そもそもスマホは1台しか持ちたくない。完全キャッシュレス用の財布に変えて、小銭入れを排するなど、無駄なものは携行しない主義である。

そんな中で、楽天モバイルなら今契約すれば1年間タダ!しかも、Felicaつきのスマホも契約特典の楽天ポイント対比で実質ほぼタダで手に入る、だと…!?心は一気に揺らいできて、楽天モバイルのウェブサイトをチェックし始めたのが運の尽きだった。

重量が軽くFelicaも有しているうえに、機能やスペックが現在のメインスマホと変わらない。それでいて、実質ほぼタダ。通信料も1年間タダ。これに乗らない手はあるだろうか?(いや、ない)

ということで、あっさりと契約。人生初の「2台持ち」となったのだが、ほどなくして会社から「業務用スマホ」が配布され、一気に「3台持ち」となった。これはさすがに多過ぎ。メンド臭い。

(真ん中が楽天Hand(クリアカバー付き)、左が会社の会社用携帯、右がメインの Redmi Note9s)

楽天HANDのスペック

Felica機能を有した楽天Handは、メインで使用しているRedmi Note9sと同じ「Qualcomm® Snapdragon™ 720G」である。要は、10万円クラスのフラッグシップほどではないが、ハイミドルクラス並みにサクサクであるということだ。それでいて、メモリ・ストレージは、4GB (RAM) / 64GB (ROM)とこれもRedmiと変わらない。

楽天Handとメイン機のRedmi Note9sとの主なスペック比はコチラ↓

まさに一長一短といえるのではないだろうか。CPUとメモリ・ストレージなど、機体としてのスペックは全くの互角である一方で、両者は大きく特徴を異にしている。楽天HANDはとても小型で軽く、片手でも余裕で操作できるのに対し、Redmi Note9sはデカいし、重いので片手操作はかなりキツい。その一方で、画面が大きく情報量が豊富であり、バッテリーも2倍以上もつなど、メイン機として使用する安心感もある。

 

メインスマホのRedmi Note9sの回線はOCNモバイル📱を利用している。

月3Gで税込990円と激安のうえ、NTTの子会社、つまり実質ドコモのサブブランドであるから通信速度は爆速🚅ほかのMVNO格安業者は太刀打ちできない、というかやってられないレベル😲

しかも、スマホセット販売は、かなりの頻度でトンデモ価格(爆安)レベルでのセール📣が行われている。筆者もRedmi Note9sをなんと5000円(税別・手数料別)というありえない格安でゲットした👌

現在も最新のXiaomiスマホや超絶コンパクトスマホJelly2などが、頭おかしいレベルの格安価格で購入可能👏

OCNモバイルの詳細はコチラ

楽天HANDのメリット

1.画質がきれい

楽天HANDは有機EL液晶のため、非常に発色がよく見ていても気持ちがよい。上の楽天HANDは下のRedmi Note9sより画面の大きさこそ小さいものの、字の表示や色合いなどはハッキリしていて、非常に気持ちよく画面が見られる。写真だとわかりにくいかもしれないが、明らかにきれい。

2.Felica(おサイフケータイ)が使える

これは、「おサイフケータイがほしい」という楽天モバイルを契約する当初の目的だった。実際に使ってみたところ、最初は「エラーになって気まずくなったらどうしよう」とビクビクしながらタッチしたが、モバイルSuicaで難なく新幹線、電車に乗れた。さらに、普段使っているコンビニやスーパーでもEdyやiD(メルペイとも連携)でサッと買い物をするにも今まで以上にスマートで便利であることを実感した。一方で「スマホ決済といえば、QRコード決済があるだろ」という意見もある。確かに、非Felicaスマホ含めどのスマホでも対応できるものの、その場の決済のスマートさでは、Felica等の非接触式ICタッチ決済が圧倒的にスムーズだと個人的に感じている。

3.小型で扱いやすい

正直、これは筆者自身かなりの予想外であり、嬉しい誤算。前々から筆者自身、外出時の持ち物は極力少なく軽くしたいと考え、財布を小さくしたりあれこれ四苦八苦してきた。そのため、大きくて重いメインスマホよりも、楽天HANDの方が外出時に手軽に持ち出しやすくて、とても嬉しい。

上の写真を見て欲しい。比較として並べた5円玉やSUICAを比べると、楽天HANDのコンパクトさがよくわかるかと思う。最近のスマホは、やたら画面がデカくて操作がしづらくなってきた中、このサイズはポケットに入れても全くストレスなく気軽に持ち出せる大きさのため、外に持ち出すには最高に気持ち良いコンパクトさだと思う。

4.メリットまとめ

とういうことで、楽天HANDは画面が小さくてバッテリーも短いなどデメリットもあるけれど、ちょっとした外出なら楽天HANDで十分対応できるしポケットに入れても邪魔にならずに気軽に持ち出せる。それでいて、ミドルレンジのCPUと処理能力も問題ないという強みはかなり大きい。

楽天HANDのデメリット

1.画面が小さい

これは先ほどの「小型で扱いやすい」と表裏一体の関係。デカくて扱いにくいけど、画面が大きくて情報量が多く、ゲーム時にも操作しやすいのが、最近はやりの大画面のいいところ。今のスマホの中ではかなり小さいサイズであるため、ディスプレイ画面の大きさは5.1インチと、Redmi Note9sより1.5インチ以上小さく、情報量がどうしても少なくなるのは否めない。当たり前だが、コンパクトな楽天HANDには、大画面スマホの強みがない。

2.バッテリー持ちが悪い

これも、コンパクトなスマホと大きくて用途の広いスマホと大きく違う点であり、これも表裏一体となっている。Redmi Note9sは総重量200g超と大きくて重い分、5020mAhの大容量バッテリーを有していて、ガンガン使っても2日間は平気でもつ。一方で、2750mAhのバッテリーしかない楽天HANDは調子に乗って屋外でゲームをしたりして使いまくっていると、その日の帰り際には息も絶え絶えの充電量しかなくなる。外出時でSuicaをこれだけにしている場合は、電車で帰れなくなるリスクすらある。

3.画面内認証がメンドくさい

一応、顔認証機能もあるけど、スマホを取り出す場合って大体、自分の顔とスマホ画面が向き合っている状態じゃないから、指紋認証の場面は必然的に多くなる。Redmi Note9sは側面のスイッチが直接指紋センサーとなっているため、すごい使いやすい。しかも一瞬で認証される。対して楽天HANDは画面内の指定された部分がセンサーになっているため、そこまで指を伸ばさなければならない。しかも、よく上下逆になっている場合はそれを直してから指を当てる。物理指紋センサーではないから、認証も一瞬間を置くためスムーズじゃない。ストレス。

メインスマホとの共通点

1.スペックが同等

楽天HANDは、低価格でガンガン使えるメインスマホであるRedmi Note9sと、CPU、メモリ、ストレージが同水準にあり、大きさ以外の要素で操作性においてストレスを感じることは殆どない。というか、iphoneの小型版以外で、これほどコンパクトな機体でスペックの高いスマホはないんじゃないか、というほど。大体の同種のスマホは、コンパクトを売りにしている一方で、大事なスペックを落とした残念な機種が殆んど。ミドルスペック並みの処理能力を持ったコンパクトスマホは、Android系では唯一ではないだろうか。これで、楽天ボーナスポイント換算で、ほぼタダは反則レベル。

2.カメラも違いをほぼ感じない

楽天HANDはコンパクトであるが故、最近のマルチ複眼というほどレンズは多くなく2眼に対して、Redmi Note9sは、4眼。ただ、メインと深度測定のカメラスペックは互角なので、マクロと超広角を使わない場面なら、ほぼ同じ。実際に撮ってみたところ、Redmi Note9sの方がきれいに撮れる場面が多い気がしないでもないけど、楽天HANDのダブルレンズでも気にならないくらい、きれいに撮れるのでカメラでの不満はない。そもそもカメラ詳しくないし。それより、きれいに撮ることを目的として外出するなら、重いスマホを持ち出すよりもミラーレス一眼カメラを持ち出す方が目的に合っているのではないだろうか。

楽天HANDとの付き合い方

最初は、メイン回線もろとも楽天モバイルに移ってしまおうかとも思ったが、色々と調べてメリットとデメリットを知った結果、じゃあどう使えばいいか散々悩むことになってしまった。その末に、「じゃあタイプの違うスマホを2台持ちすればいいんじゃね?」ということで、楽天モバイルを新規契約することで、人生初のスマホ2台持ちをすることになってしまった。そして、下のような使い方をしている。

ポイント

楽天HAND:普段の外出時

メインスマホ:気合の入ったお出かけ、旅行、自宅での寛ぎ時

楽天モバイルの詳細はコチラ

そんな折に、会社の携帯も増えて一気に3台持ち。メンド臭い。

Xiaomiに望むこと

メインをRedmi Note9sにしているが、先般のトランプ制裁によりHuaweiが対米禁輸のブラックリストの筆頭格となって、世界有数のスマホメーカーから一気に転げ落ちた中、今やXiaomiが「中国代表のスマホメーカー」に昇格した感がある。実際に、日本国内でもRedmi Note9sのほか、最近ソフトバンクから出たRedmi Note9T や Mi Note 10 Liteなど、続々と日本でのリリースを続けており、かつてのHuaweiにとって代わろうとしている。

先ほどの楽天HANDの折では、「Felica搭載のスマホが欲しい」というところから始まったが、実際に調べてみると上記にもあるとおり、ミドルシップレベルのFelica搭載スマホが不在である、という現実がある。

したがって、当方の次期メインスマホに求める機能は以下のとおり。

次期メインスマホの条件

・CPUはSnapdragon800番台以上のスペック   (power(処理速度)は正義)

・メモリ・ストレージ:6GB、128GB 以上 (power(処理速度)は正義)

・有機ELディスプレイ                                          (楽天HANDで感動した)

・Felica(おサイフケータイ)搭載                      (使ってみるとすごく便利)

・顔認証+物理指紋センサー                              (これが駄目だとストレスフル)

・3眼以上のカメラ             (綺麗に撮りたい)

ということで、生き馬の目を抜く勢いのXiaomiに期待したい。国内のメーカーは頑張ってほしいけど…、多分数年以内に総じて死ぬと思う。

 

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